中井伶美 作品展『うづうず』

中井伶美 作品展『うづうず』

主催:中井伶美(賛助出品:石田諒)
会場:浅間縄文ミュージアム・企画展示室
会期:2020年8月8日(土) – 9月22日(火) ※9月7日/14日は休館
時間:9:30 – 17:00
料金:観覧無料 ※浅間縄文ミュージアムの常設展は有料となります。
注意:新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症防止の観点から、開催が変更になる可能性があります。

 海岸に乾いた砂で描かれる渦の紋様は、放出と求心による「永遠の循環」を象徴するが、人の描く渦は贋物だ。この渦は、真の永遠性を持つ自然の波によって破壊されることで意味が生まれる。この作品は縄文土器の幾つかが儀式による人為的な破損をもって出土するように、かつて人に穀物をもたらしたオオゲツヒメを殺した、荒神であり破壊と再生を司るスサノヲを、破壊の行為と反復の力をもって呼び起こす作品である。

 写真左下が投影されている映像の一部である。これは各地でアーカイブアートとして収集している野外での制作活動を写真、あるいは映像にて記録したもので、これまでに新潟、茨城、石川、神奈川県の海岸にて収集を行った。